経営の四層を読む資本家・取締役会・経営陣・リスク管理
「経営者の視点」とひとくくりにされる立場は、本当はひとつではない。出資して利益を待つ資本家。経営陣を監督する取締役会。事業を前に進める経営陣。そして、その前進にブレーキをかけるリスク管理。さらに、グローバル本社とローカル規制の板挟みに立つ、外資系製薬の日本法人社長。同じ会社を見ていても、立つ場所が違えば問いも違う。五層に分けて、それぞれが何を見ているかを読む。
第一層 ── 出資する人
資本家
主体:株主・投資家
なぜ利益を求めるのか。お金を預けた側は、その会社が生き残り、預けた以上を返すことを最初の条件として見ている。
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第二層 ── 監督する人
取締役会
主体:取締役・社外取締役
なぜ監督するのか。経営を任せた人を信じきらず、走り方を点検する。任せることと、見届けることのあいだに立つ。
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第三層 ── 前へ進める人
経営陣
主体:社長・執行役員
なぜ前のめりになるのか。成果を出す立場は、機会を逃すことを最も恐れる。攻めの圧力は、この層から生まれる。
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第四層 ── 止める人
リスク管理
主体:リスク管理・コンプライアンス部門
リスクをどう扱うか。前進そのものに潜む損失を先に見つけ、どこまで踏み込めるかの線を引く。ブレーキは敵ではない。
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